動詞
名詞
形容詞
助詞
100

おく

例:鳥の声におきて、朝露をながめる

起きる(おきる)

鳥の声で目を覚まし、朝の露を眺める。

100

ゆふべ

例:ゆふべの空に月のいと美しきかな。

夕方(ゆうがた)

夕方の空に浮かぶ月がとても美しい。

100

わろし

例:人をだますは、いとわろし。

よくない / 悪い

人を騙すのは、とても良くない。

100

例:これは我が作れる歌ぞ。

だ / です

これは私が作った歌だ。

200

くふ

例:山の幸をくひて、里に下る。

食べる(たべる)

山で採れたものを食べて、里に戻る。

200

さと

例:秋風ふくさとの景色、忘れがたし。

村(むら)

秋風が吹く村の風景は、忘れられない。

200

あやし

例:あやしき光、山より立ちのぼる。

不思議だ / 変だ

不思議な光が山から立ち上がる。

200

なむ

例:咲かむ春を待つなむ心なり。

だ / です

花が咲く春を待つのだという気持ちです。

300

ゑらふ

例:花の咲く春の日、子らゑらふ声ひびく。

笑う(わらう)

花が咲く春の日に、子どもたちの笑い声が響く。

300

あかつき

例:あかつきの月、雲の間よりさし出でて照らす。

夜明け(よあけ)

夜明け前の月が雲間から現れて輝いている。

300

わびし

例:ひとり旅の夜、わびしく思ひぬ。

寂しい

一人での旅の夜、寂しく感じた。

300

例:月や見ゆる。

月が見えるだろうか。

400

しのぶ

例:人目を忍びて、二人は密かに会ひぬ。

耐える / 恋い慕う

人目を避けて、二人はこっそりと会った。

400

たまづさ

例:たまづさに心をしたため、都へ送りぬ。

手紙(てがみ)

手紙に気持ちを綴り、都へ送った。

400

をかし

例:春の花咲く景色、いとをかし。

面白い

春に花が咲く景色は、とても趣がある。

400

ばや

例:早く京へ帰らばや。

~たい

早く都に帰りたい。

500

おぼゆ

例:彼の顔、どこかにて見たとおぼゆ。

覚える(おぼえる)

彼の顔、どこかで見たように思える。

500

しるし

例:神に祈りたるしるし、はや現れけり。

証明

神に祈ったご利益が早くも現れた。

500

あだなり

例:あだなる恋に心惑ふ人も多かりき。

無駄だ / はかない

儚い恋に心が乱れる人も多かった。

500

とも

例:雨降らずとも、道を行かむ。

~ても

たとえ雨が降らなくても、道を進むつもりだ。