FASTのF
「FAST の “F” は “足（feet）” を意味している。」
まちがっています。
「FAST の “F” は、顔が下がったりゆがんだりする “Face（フェイス）” を表しています。」
FAST の “A” は “腕（うで）の脱力（Arm weakness）” を表している。
正しいです。「FAST の “A” は “腕の力が入らないこと（Arm weakness）” を表しています。」
「FAST の “S” は ことば・話し（Speech） を表しています。」
正しいです。「FAST の “S” は ことば・話し（Speech）、つまり ことばが話しにくくなること を表しています。」
FAST の “T” は時間を表している
正しいです。 FAST の “T” は時間つまり ”すぐに助けを呼ぶこと” 表しています。
顔の片がわだけがたれ下がって、よだれがたれていたり、笑顔（えがお）が右と左でちがっていたら、脳卒中になっているかのうせいがある？
正しいです。
「もし人の顔のかたほうが下がっていたり、笑顔（えがお）が左右でふぞろいになっているばあい、それは脳卒中のサインかもしれません。すぐに911番に電話してください。」
脳卒中で腕（うで）の力が入らなくなっている人は、電話やコップの水など、いつもなら簡単（かんたん）にもてるものを持ち上げられないことがあります。
正しいです。「腕の力が入らない、またはしびれる、とくに片ほうだけに起（お）きている場合は、脳卒中のサインです。すぐに911番に電話してください。」
家族があなたに話しかけようとしているのに、うまく話せなかったり、何を言っているのか分かりにくいときは、脳卒中のサインかもしれない。
ただしいです。「もし人が話せなかったり、言っていることが分かりにくい場合、それは脳卒中のサインです。すぐに911番に電話してください。」
脳卒中かなと思ったら、時間を気にせず家で様子を見ても大丈夫である。
まちがいです。
顔の片がわが急（きゅうに）にしびれたり感覚（かんかく）がなくなることは、脳卒中のサインのかのうせいがある？
正しいです。「もし人の顔がきゅうにしびれる、特に片がわだけの場合、それは脳卒中のサインかもしれません。すぐに911番に電話してください。」
人に両腕（りょううで）を前にまっすぐ上げてもらい、そのまましっかり保（たも）つことができる場合、それは脳卒中のサインです。
まちがいです。「人に腕を上げてもらったとき、片方の腕だけが下がってきてしまう場合、それは脳卒中のサインです。すぐに911番に電話してください。」
人に「空は青い」と言ってみてとたのんだ時に、
『あああ…そ…そ…そ…空は…あおお…おお…い』のように言ってしまう場合、それは脳卒中のサインです。
正しいです。「もし人のことばが急にもごもごしたり、話すのが難しかったり、言っていることが理解しにくい場合、それは脳卒中のサインです。すぐに911番に電話してください。」
脳卒中が起（お）きたとき、なぜ時間がとても大事なのでしょうか？
脳細胞（のうさいぼう）はどんどん死んでしまうので、できるだけ早く病院に行くことで命（いのち）を守れるから
もし家族や大切な人の顔が下がったりゆがんだりしても、自然（しぜん）になおるかどうか、少し待っても大丈夫（だいじょうぶ）。911番に電話する必要（ひつよう）はない。
脳卒中は緊急（きんきゅう）じたいです。治療（ちりょう）を受けずにほおっておくと、平均（へいきん）で 1分ごとに190万個の脳の細胞（さいぼう）が死んでしまいます。
すぐに911番に電話してください。
腕の力が少しだけ入らなくなっても、すぐに治（なお）った場合は大丈夫。
まちがいです。「腕の力が入らなかったり、しびれたりすること、特に片方だけの場合は、脳卒中のサインかもしれません。もし症状がすぐに治まっても、それは一過性脳虚血発作（TIA）、つまり“脳卒中の前ぶれ”の可能性（かのうせい）があります。症状（しょうじょう）が治（おさ）まったからといって安心せず、まよわず助けを呼びましょう。」
家族がことばを話しにくくなっているので911番に電話したけれど、救急隊がとうちゃくした時には症状がおさまっていた場合、『大丈夫だから病院に行かなくてもいい』
まちがっています。「ことばが急に話しにくくなったり、言っていることが分かりにくくなるのは、脳卒中のサインです。もし症状がすぐにおさまっても、TIA（脳卒中の前ぶれ）のかのうせいがあります。必ずお医者さんに見てもらいましょう。」
友だちのおじいちゃんが急に顔が下がり、腕が上がらなくなったとき、あなたはどうしますか？
すぐに911番に電話して助けを呼ぶ（症状を待ったり、家で様子を見てはいけない）